長引く風邪の正体

アレルギー

しゃべっていると咳き込んでしまったり、エアコンの風があたると咳がでたり、電車内で急に咳が出て困ったり、夜や朝方に咳で目が覚めてしまったり… 「空気が変わると咳が出る」「咳で寝苦しい」などと感じることはありませんか? それは、咳喘息や、気管支喘息といった、長引く咳の症状かもしれません。

咳喘息 気管支喘息

咳喘息は、空気の通り道が敏感になっていて(気道過敏性といいます)、それまでは気にならなかったちょっとした刺激で咳が出やすくなっている状態です。咳の引き金となるのは、ほこり(ダニ)や花粉などのアレルゲン(アレルギーの原因物質)、寒暖差、乾燥、タバコなどの煙や、香水などの匂い、運動、ストレスや疲れ、風邪などの感染症など様々です。悪化すると気管支喘息といって、空気の通り道が狭くなってしまい(気道狭窄といいます)、呼吸がゼーゼーヒューヒュー音がするようになることもあります。

早めの相談、腰を据えての治療が大切です

咳喘息も、気管支喘息も、1日の中でも病状の良いとき、悪いとき、波があり、夜から朝にかけて悪化することが多いです。気管支喘息ともなると、ひどい発作がでると、酸欠で命を落としてしまうこともある油断ならない病気です。風邪は治ったのに、咳がつづいているなと思ったら、早めに治療の相談を。体質リセットには1ヶ月以上かかることもあるので、よくなったと感じてもすぐに治療をやめないことも大切です。

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