アレルギーは、体の物語
花粉症、食物アレルギー、喘息、アトピー性皮膚炎、動物アレルギー、金属アレルギー・・・
いろいろなアレルギーがありますが、おなじ展開をする体の物語です。
この物語には、起承転結があります。
起:アレルギー症状を起こす原因があります。
承:症状を大きくしてしまう状況があります。
転:繰り返すうちに、別の症状も起こします。
結:さらに、別のアレルギーをも起こします。
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起承転結をぐるぐる回って繰り返すうちに、
アレルギーの物語は大きな渦をつくりだし、
悪循環から抜け出せなくなってしまいます。
例えば、肌荒れがあると食物アレルギーになりやすかったり、ハウスダストアレルギーがあると喘息にもなりやすかったり、春の花粉症があると別の季節の花粉症にもなりやすかったり・・・
一方で、アレルギーの症状はよくも悪くも変化します。悪い時ばかりではないので、また良くなると期待しがちです。症状に慣れてしまって、こんなものだと油断しているうちに、アレルギーの物語の歯車はまわり、大きな嵐をもたらします。
そうならないためには、症状の芽が小さいうちにコントロールすることが大切です。そして、症状の変化に合わせて治療を加減することが欠かせません。
それには、患者さんごとにアレルギーの全体像を把握し、今後のストーリー展開を予測しながら、病状の変化に合わせて治療の舵取りをすることが大切です。
秋葉原駅クリニックの、アレルギーの診療
日本アレルギー学会専門医の佐々木医師が、アレルギーの診療を担当しています。
(佐々木医師の診療日は、月、火、木の午前午後、金は午後のみ5時頃まで)
患者さんごとに多様な、アレルギーの物語を読み解けるように、丁寧な問診と診察を心がけています。
特に伺いたい情報としましては、以下の項目がございます。
- 現在の症状がいつごろから始まったか(数週間前、風邪をひいた後、など)
- どういう時に症状は悪化するか(外出時、夜、食後、など)
- 過去にも似たような症状があったか(毎年春、数年前にもあった、など)
- 現在、もしくは過去に使ったお薬の名前(市販薬も含めて)
- 使用した薬のうちで、お気に入りのものや、副作用で困ったことなど
ご準備いただけるのであれば、わかる範囲内で、箇条書きで構いません。
お薬手帳や、薬の説明書きなどがございましたら、一緒にお見せください。
アレルギーについての読みもの
アレルギーについて理解することで、上手に付き合うことができます。こちらのブログでも、理解のお手伝いとなる読みものを紹介しております。
花粉症、喘息、食物アレルギーなど、よくあるものを書いております。初夏や秋のアレルギー、イネ科の花粉症についても詳しく紹介しています。